ただ、なんとなく、色々と

趣味、日常で感じたこと、ゲイとして生きることなど。その時に書きたいと思ったことを書いていきます。

誰かを好きになるきっかけ その1

皆さんは誰かを好きになる時、どのような所に惹かれることが多くありますか?


私は自分のプロフィールにも書いたように、6歳の時に同性に対して恋心を抱くようになったのをきっかけに、バイセクシュアルとなりました。その後、男性、女性のどちらにも惹かれる時期が7~8年ほど続き、中学生時代、好きになる対象が同性のみとなり、現在に至るまでゲイとして生きています。

今回は、私が同性に対して初めて好きだという気持ちを抱いた時から、具体的にどのような要素がきっかけになっているのか、そのことをメインに書いていきたいと思います。



《注意》
ここから先の内容は、私自身の個人的な嗜好に関することが中心となります。
以下の項目において、1つでも共感しづらいと思われるものがある場合、本記事を閲覧されることはおすすめ致しません。
なお、本記事を閲覧したことにより生じた影響および損害につきましては、一切の責任を負いかねます。
勝手で申し訳ございませんが、ご理解いただきますよう、よろしくお願い致します。


【本記事にて取り上げる項目】
吐息 (口臭)、舌(を出す)




1. 同性の初恋相手は口臭から

私が小学校へ入学する前に通っていた幼稚園でのこと。昼食の後、同じ学級のある男子(ここではA君とする)と少し話をする機会があったのですが、そこでA君の口が臭いということに気付きました。

このとき口臭に対して抵抗があれば、まだ幼い私は思わず顔をしかめてしまっていたかもしれません。ところが、A君の吐息を無意識に嗅ぐ形となった私は不快感を覚えるどころか、むしろ不思議なときめきを感じたのです。


これが、同性への初恋の瞬間でした。


「もっとA君の口の臭いを嗅いでいたい」という今までに体感したことの無かった快感と欲求が先行し、私がA君との会話を暫く続けたことは、今でもよく覚えています。

この出来事の後、卒園を迎えるまでにA君とは会話をした記憶がありません。そして小学校以降、A君とは異なる環境を歩んでいる為、離れてから彼を見かけたことすら1度もありません。ですから、A君と話をしたのは、彼 ― 同性に対して初めて恋をしたその日だけだったのかもしれないのです。

それでも、たった1度だけであったと思われるA君との会話は、私にとって幼いながらも「誰かを好きになることは、こんなにも素敵なものなんだな」という気持ちになれる充実した時間だったと思っています。


あれからかなりの年月を経て、当時の私はA君の口の臭いだけに惹かれたのだと思っていたのですが、アルバムや家族が撮影してくれた行事の映像を鑑賞した際、もともとA君の顔立ちや人柄に対しても、そこそこ良い印象を持っていたのではないかと。その上で、彼と会話をしている時に、口臭が自身にとって好意を抱かせる決定的な要素となったのかなと考えています。




2. 画面越しの恋 ~舌出しに蕩ける~

現在は放送されていない、あるクイズ番組をTVで視聴していた時のこと。

高校生か大学生がクイズに挑戦するという企画の放送回だったか、10年以上前の話なので全く覚えていませんが(汗 そのとき出演していた1人の男性(ここではBさんとする)に恋心を抱くことになったのです。

登場してからクイズを終えて画面から映らなくなるまでの時間、Bさんに対してどれだけときめいたことか……。

顔立ちも割と良い印象があったのだと思いますが、何よりもBさんが頻繁に舌を出していたことが印象に残り、彼の行動がきっかけで、好みの同性が舌を出すことに対してときめくようになりました。


舌を何度も出すということは、それだけ緊張していたのでしょうか。それとも、彼自身の普段からの癖だったのでしょうか。

当然ながら、そのようなことが分かる訳は無いのですが、いずれにしてもBさんが舌を出す毎に蕩けるような感じを覚えたような記憶があります。

また、この放送回を録画していたこともあり、家族が外出している時や寝ている時間帯に、何度も彼が舌を出した所で一時停止させて「ああ、格好良い……」とうっとりしていたことも、何となくですが覚えています。




ここまで閲覧してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

本記事での主な内容は、私自身の過去の体験に関して振り返っている為、あくまで個人的な推測に過ぎないものも幾つか含んでおります。

また、1および2においてほんの僅かにでも不快な思いをされた方は、大変申し訳ございません。


最後に、これまで私と同じように相手の口臭や舌出しがきっかけで誰かに好意を抱いたことがあり、その感覚を持つ人が自分以外には居ないのではないかという経験をされた方にとって「自分だけではないんだ」と、少しでも前向きな考え方へと繋げられたのであれば幸いです。