誰かを好きになるきっかけ その3
本記事は、『誰かを好きになるきっかけ その2』の続きとなります。
今回は、私が中学生時代に恋心を抱いた男性教師(ここではD先生とする)と、高校時代に恋をしたクラスメート(E君とする)について、それぞれどのような過程を経て好きになっていったのかを書いていきたいと思います。
《注意》
ここから先の内容は、私自身の個人的な嗜好に関することが中心となります。
以下の項目において、1つでも共感しづらいと思われるものがある場合、本記事を閲覧されることはおすすめ致しません。
なお、本記事を閲覧したことにより生じた影響および損害につきましては、一切の責任を負いかねます。
勝手で申し訳ございませんが、ご理解いただきますよう、よろしくお願い致します。
【本記事にて取り上げる項目】
吐息 (口臭)、インレー(歯の詰め物)、舌(を出す)、唾液
1-1. 出会いは良いものとはいえず……
小学6年の秋ごろだったか、中学校説明会に母親と出席した際、生活指導を担当していたD先生からの話があった時のこと。
印象は決して良いものではなく、これからの中学校生活が前向きに捉えにくくなるような話し方で、「この先生とは正直関わりたくないな……」と思うほどでした。
1-2. これほど素敵な人だったなんて……
それから中学校に入学した後、D先生が自分の学年の所属となったことから、学級は違ったものの学年集会で話を聞く機会が多くあったのですが、まだ私にとっては良い印象を抱くことが出来ないままでいました。
しかし、新しい環境に慣れてきた頃あたりから、何となくD先生へのイメージが少しずつ良いものへと変化していくようになりました。彼の生徒への接し方が決して冷淡ではなく、むしろフレンドリーな部分を感じさせるようなものだと思うようになったからです。
そしてある日の放課後、D先生を心から好きになる出来事が待っていました。
部活動に所属していた私はその日の部活後、完全下校時刻を回っていたこともあり、生徒用の昇降口は既に施錠されていた為、教職員と同じ玄関から出ることになったのですが、そこでD先生と彼より年配の先生(F先生とする)に会う形に。
部活動に関してか授業のことか、何かをD先生に聞かれたのをきっかけに3人で少し話をし始めたのですが、近い距離から臭めの吐息を感じたのでした。
以前からF先生の口臭は少し独特なものであることを知っていた為、この時の臭いが明らかに彼のものとは異なることに気が付いた私は、少しD先生の方へ(不自然でない程度に)近づいてみました。
-やはり、臭いの正体はD先生によるものでした。
D先生は比較的顔立ちが整っており、人柄も徐々に素敵なのではないかと感じるようになっていたところで、自分にとって蕩けるような特徴まで兼ね備えていたことに不思議な心地良さを覚えた私。
「D先生、格好良い顔なのに口が臭いなんて、ああ凄く素敵だな……」
このとき私は、D先生に初めて恋心を抱いたのでした。
1-3. 蕩ける要素の連続
D先生を好きになってから、彼の人柄が誠実で優しいものだということにも気付く機会があり、顔立ち、人間性、吐息、どれも自分にとって素敵だと感じるようになった頃。
中学2年のある日。体育科の授業後、制服に着替えてから廊下で待機していた時のことでした。
嬉しいことに自分の学級の副担任がD先生だった為、担任が出張か何かで不在の際、給食の直前だったこともあり、D先生も生徒たちと一緒に待機していたのでした。そして彼がふと欠伸をした時、私にとって更なるときめく瞬間が-。
D先生の口内には、幾つかインレー(歯の詰め物)が見られたのです。
格好良くて人柄も素敵で、口も臭いというのに、歯にもうっとりさせられることになった私は、もうこれ以上自分にとってD先生の素敵なギャップが出てきたら、どうにかなってしまうのではないかと考えるくらいの心地良い衝撃でした。
更に別の日のこと。D先生が担当する授業を受けていた時、彼が舌を出す姿に見とれてしまったのです。そこで板書をしていないタイミングでD先生の方を見ていたところ、1コマ(50分間)の中で15回ほど彼が舌を出しており、途中、5回を超えた辺りから私は、小学生時代のC先生への感情と同じような独占欲が湧く形となりました。
「D先生が舌を出しているところ、他の人は見ないで……」
-あまりにも色気を感じさせるD先生の舌出しを何度も見て、おかしな感覚になってしまったのだと思いますが、それは自分にとってD先生が持つ様々な素敵な要素を連続して心で受け止め続けていた為、心地良さが脳内で飽和状態に達していたからだと考えています。
1-4. 素敵な“王子様”
中学生としての3年間、D先生が自分の学級を担任することはなかったものの(但し、中学2年の時は副担任だった)、彼の授業や学校生活におけるサポート、彼とお話しした時間はどれも素敵なものであり、今でも大切な思い出として心のアルバムに保存されています。
高校へ進学した後、1度だけ卒業した中学校を尋ねたのですが、その時にD先生と会えて、色々とお話しすることが出来たこと、心から嬉しかったのをよく覚えています。
俳優のように格好良い顔立ちに、誠実で優しくフレンドリーな人柄。加えて、自分にとって蕩ける要素である口の臭さや色気をもった舌出し、更にインレーなど……。
完璧でなくギャップがあるからこそ、D先生は私の中では最高のイケメンの1人であり、どんなに歳を重ねても素敵な “王子様” で居続けてくれると思っています。
2-1. 席替えから始まった恋
高校3年の春。最初の席替えが行われ、私はE君のすぐ後ろになったことから、休憩時間や昼食時に彼と話をする仲となり、少しずつ彼の魅力に惹かれるようになっていきました。
ある日のこと。E君が欠伸をした時か、昼に何かを食べる為に口を開けたタイミングだったか、彼の口内に幾つものインレー(歯の詰め物)があることに気付いたのでした。
更に同じ日だったか、E君と何か話をしている時に彼が悪戯っぽく笑った瞬間、口から先を少し尖らせて出した舌に途轍もなく色気を感じた私は、「ああ自分、E君に恋しているんだな……」とうっとりしながら実感することになったのです。
2-2. してほしくはなかったけれども……
体育祭の練習時のことだったか、校庭にて待機していた際、E君とそれほど離れていない場所に居た私は、彼がとった行動に思わずショックを受けると共に、その格好良さに思わずうっとりと蕩けることになるのでした。
E君の方を見た私。視線を下に向ける彼。そして-
E君の口から出される唾。
-好きだからこそ、E君にはしてほしくなかった。その一方で、自分にとって “いけないこと”をした彼に対して、「ああ、何て格好良いんだろう……」という感情を持つことになり、何ともいえない不思議な感覚に包まれながら、E君への恋心は更に強固なものへと変化していきました。
2-3. 絶大だった彼の影響
高校を卒業してから、E君との接点は全く無くなりましたが、彼が私にもたらした影響は極めて大きなものだったといえます。
それは、体育祭の練習時に見せた唾を出した行為。
上にも書いたように、私にとって “いけないこと” であるこの行為は、彼の衝撃から現在に至るまで、主にスポーツ中継において自分が格好良いと感じたアスリートが口から唾を出す姿を見た際、「どうして……」とショックを受けながらも、その途轍もない色気にうっとりさせられています。
特に、(E君は当時、唾を出しただけでしたが)素敵だと思った人が唾を出した直後に舌を出すという流れが、自分にとってはこれ以上にないレベルで心地良さを感じられるものになっているのです。
ここまで閲覧してくださった皆さま、本当にありがとうございます。
また、1-1から1-4および2-1から2-3において、ほんの僅かにでも不快な思いをされた方は、大変申し訳ございません。
最後に、これまで私と同じように相手の口臭や舌出し、インレー(歯の詰め物)、唾液がきっかけで誰かに好意を抱いたことがあり、その感覚を持つ人が自分以外にはいないのではないかという経験をされた方にとって「自分だけではないんだ」と、少しでも前向きな考え方へと繋げられたのであれば幸いです。