ただ、なんとなく、色々と

趣味、日常で感じたこと、ゲイとして生きることなど。その時に書きたいと思ったことを書いていきます。

誰かを好きになるきっかけ その2

本記事は、『誰かを好きになるきっかけ その1』の続きとなります。

 

otokam5gy6.hatenablog.com

 

 

今回は、私が小学生時代に恋をした1人の男性教師(ここではC先生とする)について、様々な出来事を通して好きになっていった過程を書いていきたいと思います。

 

 

 

《注意》

ここから先の内容は、私自身の個人的な嗜好に関することが中心となります。

以下の項目において、1つでも共感しづらいと思われるものがある場合、本記事を閲覧されることはおすすめ致しません。
なお、本記事を閲覧したことにより生じた影響および損害につきましては、一切の責任を負いかねます。
勝手で申し訳ございませんが、ご理解いただきますよう、よろしくお願い致します。

 

 

【本記事にて取り上げる項目】

吐息 (口臭)、舌(を出す)、銀歯

 

 

 

 

1. 好みの顔立ちとの出会い

 

小学4年の春、始業式の日。

校庭にて式が行われる中、新しく異動してきた先生方の挨拶があり、C先生が壇上に立って話を始めた時のこと。

私にとって顔立ちが素敵だと感じ、一目惚れとまではいかないものの、とても印象に残る時間となったのです。

しかしながら、C先生が担任となった学年は5年であることや、委員会活動やクラブ活動においても接点が無かったこともあり、暫くは顔を見て挨拶をする機会が多少ある程度のものでした。

 

そのような時期が1年半ほど続いたある日 - 今でも忘れられない瞬間を迎えることになります。

 

 

 

2. 格好良いC先生がこんなにも……

 

それは小学5年の夏から秋にかけて、運動会の練習をしていた日のこと。

高学年(小学5年および6年)による合同での演目を行う上で、3つのグループに分かれてそれぞれ異なる踊りを披露するパートがあったのですが、(基本的に希望制で)私が選択したものの担当が、当時小学6年の担任をしていたC先生だったのです。

 

そして、1人1人に指示を出すC先生が私に声をかけた時、信じられないほどの衝撃と同時に蕩けるくらいの心地良さが-

 

「格好良いC先生が、息が臭いなんて……!」

 

- 数秒、他のことは何も考えられませんでした。C先生に再び声をかけられて我に返るまで……。

 

程なくして、5分ほどの休憩が入ったタイミングでC先生が居る方を見たところ、何処か遠くを見つめながら、ほんの少し舌を出す彼の姿が。

その舌の出し方があまりにも色気を放つものだと感じた私は、更に心地良さを覚え、完全にC先生に対して恋心を抱いたことを自覚する瞬間となりました。

 

この恋をした日から、C先生への想いは他の人とは全く異なる特別なものへと変わったものの、学年が同じでないことが障壁である為か、C先生との接点は以前と変わらないまま、半年ほど時間が過ぎていくのでした。

 

 

 

3. 心に秘めた恋への情熱

 

小学6年へと進級した私は、ある「このチャンスを自分のものにする」ことに意識を集中させていました。

それは、C先生が担当する委員会に自分が所属し、更に委員長になることで彼と話をする機会を沢山つくるというものでした。

幸運なことに、クラスで委員会を決めた時も、C先生が居る委員会に入った後で役職決めをした際に委員長に立候補した時も、他の人と被ることがなくスムーズに自分が担当することが決まり、これからのC先生と過ごす時間を思うと胸の高鳴りを抑えることで精一杯でした。

 

C先生との時間は、本当に毎回のように蕩けるほどの心地良さと、常に心拍数がやや高いような感覚で過ごしていたことを今でも覚えています。

 

平静を保つことが難しくなるくらいうっとりさせられる口の臭いに、時々出してくれる色気を漂わせた舌。それから会話をする中で気が付いた、C先生の口内にある幾つもの銀歯。

格好良い顔立ちなのに息が臭く、銀歯も複数あって、色気たっぷりの舌を出す……。加えて、誠実で優しい人柄と、その何もかもが私にとっては素敵すぎて、自分がどうにかなってしまいそうな感じになることが多く、C先生との2人きりの時間がこのままずっと続けば良いのに、と何度も思うのでした。

 

 

 

4. 独占欲の芽生え

 

これは私がC先生との時間を過ごした時から、少しずつ芽生え始めていたものの話です。

 

彼と話をするのは、基本的に学級の清掃が終わってから児童が下校する為にクラスを退出し終えた放課後の時間でした。

C先生が教卓の椅子に座っていることを廊下から確認した私は、彼の教室の後ろの扉をそっと閉め、入室した後で前の扉を閉めるという習慣のようなものがありました。

これには明確な理由があり、彼と話をする時に他の誰にも見られたくない、2人きりの空間を作りたいという、あまりにも独占欲むき出しの状態によるものだったのです。

流石に何度もこの行動を繰り返していたところ、ある時「扉は閉めなくて良いよ」とC先生本人から優しく言われてしまい、理由を明かせない私はただ「すみません」と謝る形で、以後教室にある前後の扉を閉めることはしなくなりましたが……(汗

 

そしてもう1つ。学期が変わって委員会活動も他の所属へと移ったことにより、C先生との接点はまた元の頻度へと戻ったのですが、ある日の全校での集会が行われた時のこと。

学年ごとに体育館へと移動する中で、私の学級はC先生が担当している1年のすぐ後ろだったこともあり、待機している間、嬉しいことに自分の近くにC先生が居ることが多かったのです。

この時、C先生は何かを話していたわけではないのですが、彼の呼気が自分の鼻の中へと伝わったのでしょう。

「ああ、C先生の息だ。臭くて本当に格好良い……」と心地良さを堪能しながら、この臭い(におい)を他の誰にも嗅がせたくないという、あまりにも過激すぎる独占欲が湧くことに。

いま振り返ると、恐ろしいほどの感情だなと自分で苦笑してしまうようなことですが、当時の私にとっては全くおかしなことではないという意識だったことに違いなく、如何にC先生の魅力に陶酔しきっていたのか、時を経て痛感させられるのでした。

 

 

 

5. 素敵な時間を、新たな出会いに……

 

その後、中学校へと入学した私は、小・中学校での合同の活動に参加した際、開催場所が自分の出身である小学校だった為、途中でC先生と会った時に彼から挨拶され本当に嬉しかったことは、今でもよく覚えています(勿論、私自身もC先生に挨拶をしっかりと返しました)。

 

ここでのやり取りから、C先生とお話しする機会は現在まで全くない状態が続いていますが、あるとき隣りの市のある店舗へ買い物に出かけた際に、彼が奥様と買い物をされている所を偶然見かけたことが1度。その際、やや遠い距離ながらもお互いに目が合った為、自分から会釈した記憶があります。

 

C先生に初めて恋心を抱いてから10年以上の時が流れているものの、今でも彼への想いは当時と変わっていません。驚異的な独占欲は流石にもうありませんけれども(苦笑)

 

C先生には家庭がありますから、彼の幸せを奪おうという気持ちは全くありません。むしろ、C先生がこれからもずっと家族と幸せに暮らし続けてほしいと思っています。彼のことを尊敬し、大切な人だと考えているからこそ-。

 

また、どれだけ年月を経ようとも1つだけ確かなのは、C先生との時間は掛け替えのないものであり、どれも素敵な思い出だということ。

そして、C先生と過ごした数えきれないほどの時間を、いつか自分自身が新しい出会いを果たす為の道へと繋げることが出来ればと思っています。

 

 

 

 

ここまで閲覧してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

また、1から5の中でほんの僅かにでも不快な思いをされた方は、大変申し訳ございません。

 

最後に、これまで私と同じように相手の口臭や舌出し、銀歯がきっかけで誰かに好意を抱いたことがあり、その感覚を持つ人が自分以外には居ないのではないかという経験をされた方にとって「自分だけではないんだ」と、少しでも前向きな考え方へと繋げられたのであれば幸いです。